はじめに
「会員企業商材探訪 京の逸品めぐり」第6回は、第三部会及び社会福祉事業部会所属「社会福祉法人金嶺会(きんれいかい)」をご紹介します。
金嶺会は、京都にじこども園(桂)、京都にじこども園プチ(桂)、京都たからこども園(岩倉)を運営されており、今回は京都たからこども園におじゃましました。
地下鉄国際会館駅から車で数分の地にある同園は、周囲に緑豊かな山並みが広がり、自然に恵まれたすばらしい環境にあります。園舎に入ると吹き抜けの広い部屋があり、大勢の子どもたちが楽しそうに遊んでいました。「こんにちは!」と元気にご挨拶をしてくれるので、こちらも思わず顔がほころびます。
同園の園児たちは、地域の方々や、近くの学校、高齢者施設、お寺など多くの施設・団体と交流を持ちながら、様々な経験を積んでいるそうです。
豊かな自然に囲まれ、地域との交流も大事にしながら、充実した保育をされていることを強く感じました。
京都経営者協会 専務理事 石津 友啓
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京都にじこども園 外観
京都にじこども園プチ 外観
京都たからこども園 外観
地域のイベントで、和太鼓演奏
高齢者施設を訪問
地域の活動に参加、春の交通安全
概要
社会福祉法人金嶺会(きんれいかい)では、京都にじこども園と、京都にじこども園の分園であり0歳児・1歳児を保育する京都にじこども園プチ、そして京都たからこども園、これら3つの幼保連携型認定こども園の運営を行っています。
地域の方々との様々な交流を園の活動に取り入れ、地域とのつながりを大切にしながら園運営を行っています。
また食への興味を育む給食や、自然と触れ合う園内菜園、伝統文化を活かした教育など様々な取り組みを行っており、多様な経験を通して園児たちの豊かな人間性を育てています。
子育て支援・親支援
金嶺会が大切にしている「子育て支援・親支援」。ここでは、地域や近隣施設との交流を中心にご紹介します。
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園児たちのために最善を尽くす
園児たちのために特に力を入れているのは、給食を通じた食育と、田植えや園内菜園、和太鼓演奏、茶道など様々な体験を積むこと。職員登用にも工夫をこらしています。
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設立の経緯
初代園長の「働くお母さんを応援する」という強い思いから、金嶺会は保育園を設立してきました。
まず注目したのは、阪急嵐山線上桂駅北東部の桂川沿岸地域。農地や竹林の区画整理事業で開発が進み子どもも増えて、発展したベッドタウンでありながら、まだ保育園が開園されていなかったこの場所で、地域の方々の声を取り入れながら平成16(2004)年に「かつらがわ保育園」を開園。平成23(2011)年に増築、平成24(2012)年には0歳児・1歳児専用施設(分園)を近隣の地に建設しました。
また同年、京都市から委託を受けて、0歳から18歳までの子どもを対象とする京都市岩倉南児童館の指定管理者となりました。
その後、桂川沿岸地域と同じく文教地区にもかかわらず保育園が無いことが地域の課題になっていた岩倉西地区に、地域の協力を得て土地の確保と園舎の建築を進め、平成27(2015)年に「京都たから保育園」を開園しました。
平成30(2018)年には「京都たから保育園」が「京都たからこども園」に、平成31(2019)年には「かつらがわ保育園」が「京都にじこども園」に、さらに0歳児・1歳児対象の分園が「京都にじこども園プチ」となり、幼保連携型認定こども園へと移行しました。
スローガン
元気で明るく豊かにのびゆく子ども!
方針
- 次世代を育む家庭と共に、いきいき・はつらつ元気な子どもを育む
- 仕事を持ちながら子育てに励む家庭を、支援する
- いろいろな経験を通して、心豊かに過ごせるようにする
- 毎日の生活の中で基本的生活習慣を身につけるようにする
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