5月23(金)毎年恒例となっている労働判例研究会が開講し、第1回講座を開催いたしました。
本講座は全10回の連続講座として、経営法曹会議所属の弁護士の先生方より労働判例の解説をいただきながら、企業としての対応策や、労務担当者が必要とする知識・見識の習得を目的に実施されています。
第1回となる今回は、アクシス法律事務所 弁護士 大澤祐紀 氏を講師にお迎えし、「副業・兼業に関するトラブルと企業の対応」をテーマにご講演いただきました。冒頭では、本研究会で学ぶ際に意識しておくべき視点についてのアドバイスもあり、参加者の関心を高める内容となりました。講演ではまず、兼業・副業は従業員の自由を基本としつつ、企業がどのようにルールを設けていくべきかが示されました。完全禁止とする規定の是非、政府の推進する方向性、自宅での副業や副業プラットフォームの進展など、近年の社会的背景をふまえた解説がなされ、「許可制」が現実的な対応策であるとの見解が示されました。
さらに、許可制を運用する上での実務ポイントとして、本業への支障の有無、従業員の健康確保、誓約書の提出など、トラブル回避のために必要なチェック項目について、具体的なケーススタディを交えて説明いただきました。
参加者にとっては、今後の実務に直結する視点や知識を得ることができる、非常に有意義な学びの場となりました。