3月14日(金)に労働判例研究会を開催しました。2024年度最終回の労働判例研究会は、弁護士 後藤 真孝 氏を講師にお迎えし、「労働組合への企業対応と不当労働行為」をテーマにご講演いただきました。春季労使交渉の時期とも重なるため、実務担当者、企業側の備えとして、講演では、労働組合対応の中でも特に団体交渉に焦点を当て、基本的な理解を深めつつ、多様なケースを判例とともに詳しく解説していただきました。企業として重要なのは、誠実に対応している事実を積み重ねることであり、適切な対応ができるようポイントを押さえて説明いただきました。
また、団体交渉には譲歩や同意の義務はないものの、その際には理論的根拠となる資料を整理し、提示が争点となる可能性があるとの指摘もありました。
2025年度も引き続き10回の連続講座として労働判例研究会を開催します。是非ご受講ください。